A Tough Negotiater!
2002年10月14日ちゃりこさんへ
秘密あります↓
今日、親父と中古車を買いに行きました。
親父は、凄すぎです。
『尊敬』しました。
鮮やか過ぎるやり取り。
無駄のない言葉。
論理的に組み立てられた話。
相手を説き伏せる裏づけと根拠。
そして、
自分の要求と相手の限界を見極めた妥協ライン。
どれを取っても文句の付けようがない!!
自分がいかにアマちゃんか思い知らされました。
詳細を↓
++++++++++++++++++++++++++++
私と中古車屋へ行く前に父は私に尋ねました。
「お前、いくら持ってるんや?」
「35万円くらい。」
「・・・そうか」
さて
中古車に着きました。
以前に私だけで一度試乗をしに来ていました。
買う車は決めておりました。
そして、営業マンもこの前の人と一緒です。
最初に提示された見積り金額は
『41万円』
父「プライスボードには28万円てなっとるやないか、エライ高いなぁ。コレ車検付いてるんだろ?」
営「はい。整備等含めてそれ(=41万円)くらいにはなるんですけどね。」
父「そんな筈はないやろう。名変(名義変更)だけで済むはずだろう?」
営「いや、色々交換したり整備したりしますので、どうしてもコレくらいにはなるんですよね。」
父「そんな訳ないやろ?車検通ってるんだろう?」
営「はい。」
父「なら、そんなにかからん筈や。」
父「なんやそれならおたくは、乗れん車を車検で通してるんか?」
営「いや、そういう訳では・・・」
父「そやろ?」
父「それにや、この車10年落ちやろ?車両自体に価値はほとんどない筈やな?良く車を知っているあなたなら10年経ったらどの車もガタが来るんは知ってるよな?」
営「はい。そうですね。」
父「そやろ。ほんなら自分が価値のない10年落ちの車をしかもこの値段で買いますか?」
営「いや〜、それは一概に言えませんが・・・」
父「ま、おたくも営業してるからそんなことは言えんよね。只、タダ同然で引き取ってこの値段で売るんはやっぱり高いやろ?コミコミで28くらいちゃうか?」
営「いや、しかし一律でこの値段の整備費がかかりますし、保証も3ヶ月はつくんですよ」
父「3ヶ月やあってないようなもんやろ?」
営「はぁぁ、そうですね」
営「・・・ただ、整備は、タイヤ4本。バッテリー、オイル交換して3万円ですから、そんなに高くないと思うんですよね?」
父「そうやな、それだけの整備付きで3万円は割安よな。」
しばし
沈黙・・・
父「で、どれくらい勉強してくれるん?」
営「そうですね。車は取りに来てくれるんで納車費用を・・・
父「いや、だから別に買うっていってないやろ?そういうなんを含めていくら位になりそうなんや?」
営「・・・35がやっとかなぁと」
父「・・・」
父、
相手の顔色をうかがう
父「33はどうや?」
営「いや、それはちょっと。。。部長の方と相談しないと・・・部長が今日出張に出かけてるんで今すぐには・・・」
父「あ、ほんならエェわ。帰ろうか?」
席を立とうとする。
営「いや、ちょっと待ってください。」
父「えぇよ。その値では買わないよ、僕は。」
営「いや〜、しかし。」
父「部長には、僕が怒られてあげるよ(笑)だからさ〜」
営「ははは。←顔が引き攣りながら笑う」
・・・
再見積り計算。
営「大変お待たせしました。ご希望に添える形にしました。」
父「タイヤ4本、バッテリー&オイル全部交換してコレやね?」
営「はい!」
父「コレに消費税プラスして・・・みたいなことはないね?」
営「はい、そんなことはありません。」
父「OK.買うよ」
父「ありがとう」
で、
最終的に
『33万円』
に落とし込みました。
++++++++++++++++++++++++++++
↑大体、こんな感じでした。
もっと細かくそして、綿密なやり取りだったのですが、私自身もあまりの交渉の上手さと鮮やかさに正直、詳細を覚えていません。
ただ、
一つ言えるのは、営業マンに一瞬たりとも気を抜かす暇を与えなかったし、そうする為に父は全く無駄な発言をしなかったのは確かです。
そして、
営業マン自身が、最初から顔を引き攣らせ、青ざめ徐々に徐々に顔が紅潮していき切迫しているのを横から見ていて手に取るように分かりました。
身内びいきになってしまうのかもしれませんが
父は
『A Tough Negotiater!』
〜タフな交渉人〜
でした。
しかも
帰りの車内で
父「お前、35万円持っとるて言ってたやろ?だから、それに近づけたんや。分かる?コレならキャッシュで払えるやろうし。」
私「ほんまアリガトウ☆大感謝やわ!それに、かなり尊敬したわ。親父スゲーよ。」
父「(にやり)最後まで聞けや」
父「残りの2万円は、父さんへの小遣いとなるんや!」
子「な?!(←絶句)」
父「勉強代や。ははは・・・」
親父には
かないません(笑)
そして、
親父にLOVE&RESPECT☆★です。
秘密あります↓
今日、親父と中古車を買いに行きました。
親父は、凄すぎです。
『尊敬』しました。
鮮やか過ぎるやり取り。
無駄のない言葉。
論理的に組み立てられた話。
相手を説き伏せる裏づけと根拠。
そして、
自分の要求と相手の限界を見極めた妥協ライン。
どれを取っても文句の付けようがない!!
自分がいかにアマちゃんか思い知らされました。
詳細を↓
++++++++++++++++++++++++++++
私と中古車屋へ行く前に父は私に尋ねました。
「お前、いくら持ってるんや?」
「35万円くらい。」
「・・・そうか」
さて
中古車に着きました。
以前に私だけで一度試乗をしに来ていました。
買う車は決めておりました。
そして、営業マンもこの前の人と一緒です。
最初に提示された見積り金額は
『41万円』
父「プライスボードには28万円てなっとるやないか、エライ高いなぁ。コレ車検付いてるんだろ?」
営「はい。整備等含めてそれ(=41万円)くらいにはなるんですけどね。」
父「そんな筈はないやろう。名変(名義変更)だけで済むはずだろう?」
営「いや、色々交換したり整備したりしますので、どうしてもコレくらいにはなるんですよね。」
父「そんな訳ないやろ?車検通ってるんだろう?」
営「はい。」
父「なら、そんなにかからん筈や。」
父「なんやそれならおたくは、乗れん車を車検で通してるんか?」
営「いや、そういう訳では・・・」
父「そやろ?」
父「それにや、この車10年落ちやろ?車両自体に価値はほとんどない筈やな?良く車を知っているあなたなら10年経ったらどの車もガタが来るんは知ってるよな?」
営「はい。そうですね。」
父「そやろ。ほんなら自分が価値のない10年落ちの車をしかもこの値段で買いますか?」
営「いや〜、それは一概に言えませんが・・・」
父「ま、おたくも営業してるからそんなことは言えんよね。只、タダ同然で引き取ってこの値段で売るんはやっぱり高いやろ?コミコミで28くらいちゃうか?」
営「いや、しかし一律でこの値段の整備費がかかりますし、保証も3ヶ月はつくんですよ」
父「3ヶ月やあってないようなもんやろ?」
営「はぁぁ、そうですね」
営「・・・ただ、整備は、タイヤ4本。バッテリー、オイル交換して3万円ですから、そんなに高くないと思うんですよね?」
父「そうやな、それだけの整備付きで3万円は割安よな。」
しばし
沈黙・・・
父「で、どれくらい勉強してくれるん?」
営「そうですね。車は取りに来てくれるんで納車費用を・・・
父「いや、だから別に買うっていってないやろ?そういうなんを含めていくら位になりそうなんや?」
営「・・・35がやっとかなぁと」
父「・・・」
父、
相手の顔色をうかがう
父「33はどうや?」
営「いや、それはちょっと。。。部長の方と相談しないと・・・部長が今日出張に出かけてるんで今すぐには・・・」
父「あ、ほんならエェわ。帰ろうか?」
席を立とうとする。
営「いや、ちょっと待ってください。」
父「えぇよ。その値では買わないよ、僕は。」
営「いや〜、しかし。」
父「部長には、僕が怒られてあげるよ(笑)だからさ〜」
営「ははは。←顔が引き攣りながら笑う」
・・・
再見積り計算。
営「大変お待たせしました。ご希望に添える形にしました。」
父「タイヤ4本、バッテリー&オイル全部交換してコレやね?」
営「はい!」
父「コレに消費税プラスして・・・みたいなことはないね?」
営「はい、そんなことはありません。」
父「OK.買うよ」
父「ありがとう」
で、
最終的に
『33万円』
に落とし込みました。
++++++++++++++++++++++++++++
↑大体、こんな感じでした。
もっと細かくそして、綿密なやり取りだったのですが、私自身もあまりの交渉の上手さと鮮やかさに正直、詳細を覚えていません。
ただ、
一つ言えるのは、営業マンに一瞬たりとも気を抜かす暇を与えなかったし、そうする為に父は全く無駄な発言をしなかったのは確かです。
そして、
営業マン自身が、最初から顔を引き攣らせ、青ざめ徐々に徐々に顔が紅潮していき切迫しているのを横から見ていて手に取るように分かりました。
身内びいきになってしまうのかもしれませんが
父は
『A Tough Negotiater!』
〜タフな交渉人〜
でした。
しかも
帰りの車内で
父「お前、35万円持っとるて言ってたやろ?だから、それに近づけたんや。分かる?コレならキャッシュで払えるやろうし。」
私「ほんまアリガトウ☆大感謝やわ!それに、かなり尊敬したわ。親父スゲーよ。」
父「(にやり)最後まで聞けや」
父「残りの2万円は、父さんへの小遣いとなるんや!」
子「な?!(←絶句)」
父「勉強代や。ははは・・・」
親父には
かないません(笑)
そして、
親父にLOVE&RESPECT☆★です。
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