醸成されていた思い

2003年1月10日
「きっとそれは予め『醸成されていた思い』があったんだよ。」


「確かに」
「アルファが、『その思い』を爆発させたのかもしれない。」


・・・

「でも」

「それは、他の誰かであったかもしれない。アルファであった必要があったかどうかは、正直分からんよ。」


「結局のところ」
「二人が出会ってから、燃え上がった『恋』であるのでない。と言うのは、強く意識したほうがイイよ、きっと。」


「アルファが今の彼女と、最初劇的に燃え上がったのは、二人で築いてきた過程があってのものだったんだ、と思う。今の関係とは、まるっきり『異質』のものなんだよ。」


・・・

「そこにあったモノに、『きっかけ』を与えただけに過ぎない。」

「僕には、あんまりそういう経験がないから、どうしても一般論的になっちゃけれど・・・」


「少なくとも」
「今の状態は、『危険』であるには違いないだろうね。」


・・・

「でも、一般論にこそ『真実』が割とあると思うんだよね。」


「俺には、少なくともアルファは今の彼女と『極めて』順調にいっているように見えたし、事実そうだったんじゃないかな?」


「じゃあ、一つ、聞くけれど」
「友人として、俺にはどっちの人と付き合っていって欲しい、と思う?変な質問だけれど」


・・・

「そりゃー、今の彼女と一緒に続けていって欲しいよ。」

「最初の質問にも出て来たように、そっちの方が『幸せ』になれるよ。きっと。」


「う〜〜〜〜ん・・・」


「別に、僕のは一つの意見だからね。」

「それは、凄く分かってる。実際、決めていくのは、俺だし。」


「ややこしい事には、間違いないね。」


・・・

「ただ、」
「一番、『不幸』なのは、言うまでもなく」


『アルファの彼女やで。』


END.

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